zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

貴方の家に「お宝」眠っていませんか?

なんだか詐欺の勧誘メールみたいなタイトルになってしまいました。
が、もちろん詐欺のお誘いではありません。

先日、渋谷大古本市へ行ってきた話を書きました。
そこで改めて面白い事実に気付いたのです。

皆さん、子供の頃に両親におねだりして本を買ってもらったことはありませんか?
『妖怪・怪獣大百科』とか『仮面ライダー大図鑑』とか『UFO・宇宙人大百科』とか。
私も何冊か買ってもらって、何度も繰り返し読んだものです。
その結果、立派なアラフォーオタクが誕生しました……のは事実ですが、今回の話とオタクの誕生とは関係ありません。

今、こういった「20~30年くらい前の、古い子供向け趣味の本」が意外と高値で取引されているのです。
私も渋谷大古本市で何冊か手に取りましたが、しっかりビニールに包まれ、値段も3000円から5000円、高いと一万越えの本もありました。
理由は簡単、今はこれらの本を手に入れようとしても、なかなか手にできないからです。

子供向けの本は、あまり大切に保管されません。
子供が大きくなるにしたがって読まれなくなったり、扱いが雑でボロボロになって捨てられてしまったり。
残っていても、中に落書きされていたり、ページが破られていたりと綺麗な状態で残っていることが少ないのです。
実際に、私が持っていた本も何度も読むうちにボロボロになってしまい、いつの間にか親に捨てられてしまっていました。

それは絵本も同じですが、絵本とこれらの子供向けの本とは大きな違いがあります。
それは、「絵本は再び刷られる可能性があるが、子供向け大百科本は絶対に復刊はしない」ということです。

人気がある絵本は、世代を超えて読み継がれていきます。
何十年も読まれている絵本は、いまだに新しく印刷され、書店で売られています。

一方、20~30年前に流行した子供向け大百科本は新しく刷られることはありません。
単純に新しく刷っても、売れないからです。
また、出版社が倒産してしまっているという場合もあります。

あと、地味に値段が上がっているのが、『心霊写真本』。
中岡俊哉氏の『恐怖の心霊写真集』とか、バカ売れしたので記憶に残っている方もいるでしょう。
こちらも、あまり綺麗な状態で残っていることが少ないらしく、値上がりしています。
児童書と同じく、あまり読まなくなって捨てられてしまうとか、持ち続けているのが気持ち悪くなって処分してしまうとか、そういった理由があるようです。

もしかすると、こういった本が実家の押し入れの中に眠っているかもしれません。
心当たりがある方は、一度探してみてはいかがでしょうか。
意外な高値で売れるかもしれませんよ。