zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

イライラするなら、逃げればいいんじゃないかな

現在、私の住むアパートの外壁工事が始まっています。
築40年近くという、私とほぼ同年代のこのアパート。
その分、そこそこ広いわりに家賃が安いので気に入ってはいるのですが、やはり経年劣化は避けられません。
私がアラフォーになって、いろいろと劣化してきているのと同じことなのでしょう。

私個人としては、別に外壁がボロボロだろうが気にしないのですが、このアパートに住んでいるのは、もちろん私だけではないわけでして。
あまりボロボロですと、住んでいるお子さんが友達に「お前んち、おっ化け屋ー敷!」と某トトロのように罵られかねません。
それはかわいそうです。

ここに子供が住んでいるかは知りませんけれど。
都会の人間関係の薄さ、というやつです。
隣の部屋に誰が住んでいるかも知らない、誰かが死んでいてもわからない……。
怖い話ですが、今日のテーマとは何の関係もありません。

まあ、別に反対する理由もありませんし、私がお金を出すわけでもないですし。
というわけで、別に問題もないかな、と思っていました。
思っていたのですが……その考えは甘かったのです。

私、基本的に家でいろいろ作業しています。
時折、出掛けることもありますが、多くの場合、家を出るのは昼過ぎになります。
ですが、そんなことは関係なく、外壁工事は午前中から始まります。

外壁のタイルを剥がしているのか、ドリルでタイルを削る「ギューンギューン、ギュインギュイン」という音と、ちょっとした振動。
外壁に組まれた工事用の足場を作業員さんが歩く足音。
さらに突然、窓の外から話し声が聞こえてきたりした時には、ちょっとした心霊現象を体験している気分です。

「工事しているのだから仕方がない、仕方がない」と考えてはいるのですが、やっぱりイライラしてきてしまうんですよね……。
特に、ドリルの音はかなり大きく、テレビの音が聞こえなくなるほどなので。

ちょっとイライラしては、暑い中で仕事している作業員さんに申し訳なく思ったり。
何より、外で作業している人がいる以上、窓もカーテンも開けられない、というのが地味にストレスだったりします。

私、結構イライラとか怒りに対する耐性は強い方なのです。
すぐにキレる、短気な人間の「怒り導火線」が3cmだとしたら、私の導火線は10mくらいあると自負しております。
しかもこの導火線、おそらく湿っているようで、火が点いたと思ったらすぐ消えます。
私のことをキレさせたら、大したもんですよ。

そんな私ですが、さすがに連日の外壁工事攻撃はうんざりしてきたので、対抗手段を取ることにしました。
工事が始まる午前9時頃……それまでに家を出るのです。
簡単に言えば逃げるのです。
「嫌なことからは逃げる」「無駄な我慢はしない」
多分、偉人が誰かしらこのようなことを言っていると思います。
本当に誰かが言っているかは知りません。

エヴァンゲリオン碇シンジ君は「逃げちゃダメだ」と言っていましたが、シンジ君とは事情が違うので許してくれるでしょう。
いや、シンジ君だって、自分が乗っている状態で初号機の外壁工事を始められたら、ウンザリして逃げだすに違いありません。

そんなわけで、あっさり家を逃げ出した私は、最近は午前中から近所のカフェでコーヒーなんぞ飲みながらノートPCを開いていたりします。
一見するとノマドワーカーのようですが、残念ながらそんな立派なものではなく、このブログをダラダラ書いていたりするだけです。
まあ、この人生で少しぐらいそんな優雅な過ごし方をする時代があっても良いかと思いますが……。
生活に困窮している身としては、カフェのコーヒー代が少しずつダメージとなって降りかかってきています。

外壁工事が終わるのは8月末。
それまで私が耐えられるのか、それは神様と預金通帳のみが知っています。