勉強をするかしないか、なかなか難しい話だと思う
昨日、居酒屋で飲んでいると隣の中年サラリーマン氏が連れとこんな話をしていました。
「中学生の子供が、勉強に身が入らなくて困っているんだよ」
ほうほう、それは親としては心配ですよね。
別に話題に加わるつもりもなく、なんとなく聞いていると、「身が入らない」どころではなく、「まったく勉強しようとしない」レベルらしく。
「何を言っても聞いてくれない」と嘆いていらっしゃいました。
「でも、勉強しなくても、他に頑張っているならいいんじゃないですか? スポーツとか」
連れの青年サラリーマン氏がそう応じます。
「それならまだいいんだけど、スポーツとかしてるわけでもないんだよ……。だからこそ、頭が痛いんだ」
お父さんの気持ち、わかります。
でも、同時に子供さんの気持ちもわかるんですよね。
私も中学生くらいの頃は、「こんな勉強して何か役に立つのか?」とか考えてしまっていましたから。
自分の将来に対するはっきりとした目標でもあれば、また違ったのかもしれませんが。
でも、私はとりあえず「勉強くらいはしておこうかな」と考えてはいました。
決して成績優秀ではありませんでしたが。
それでも、一応大学までは行けましたし、そのおかげでやりたいこともできていますので、今では「勉強しておいて良かった」と思えています。
稼げていないのが難点ですが。
大人になった今、子供の頃の自分の疑問「勉強して役に立つのか?」にははっきりと答えが出ています。
勉強したことは、役に立つのです。
簡単に言えば、勉強をしておくと「将来の選択肢」が単純に増えるのです。
「この会社に入りたい」と思った時、学歴や資格が足りなくて涙を飲むことがあるかもしれません。
会社員の道を選ばないとしても、培ってきた知識は思わぬところで役に立ったりします。
つまり、「勉強はしておいて損になることはない」のです。
もちろん、大人になってからも勉強をすることはできます。
私も今、ある資格の勉強中ですし、壊滅的な英語力をなんとかしたいな、と考えてもいます。
ですが、単純に言って、やっぱり大人になってからよりも子供の時の方が勉強は効率的だとも思うのです。
大人は大人なりに生きていくため、諸事に時間を取られてしまいますし、学んだことの吸収力も子供には叶いません。
「子供の頃に勉強しておけば良かったな……」と思うことが度々です。
まあ、それもこれも自分が大人になったからこそ、そう思えているのでしょうが。
おそらく、タイムスリップして子供の頃の自分に「これこれこういう理由で、勉強はしておいた方がいいよ」とアドバイスしても、素直に聞き入れることはなかったでしょう。
捻くれ者でもありましたしね……。
今更、何を言っても遅いかもしれません。
もうアラフォー、人生も後半戦に入ります。
でも、まだ間に合うかもしれません。
一番ダメなのは、「もう遅いから」と諦めてしまうことです。
そう信じて、これからも頑張っていこうと思います。
年齢のことを考えて、無理はしない程度に、ですが。