調子の悪い時に暗い内容のTV番組を見ると、凹み具合が半端ないものです
ちょっと最近、調子が悪いようです。
身体もですが、それに連動して心の方もイマイチな感じです。
まあ、心と身体はどちらか一方だけでは成り立たないわけですから、連動して調子が悪くなることは別に不思議なことではないのですが。
そんな感じだったので外に出る気分にもならず、家の中に籠って撮り貯めてあったTV番組でも消化しようと思ったのですが……ちょっと見る番組を間違えました。
「無縁死」に関する番組だったのですが……見ていて凹むこと凹むこと。
なんだか、やっぱり自分と重ね合わせて考えてしまうんですよね。
「無縁死」というのは、離婚や失業などで社会的な繋がりを失った人、特に高齢者が、人知れずアパートの一室で亡くなってしまうことです。
「孤独死」とも言いますね。
まあ、自分も同じような状況になるのではないか、という想像が高まってしまうわけです。
普段は大して想像力など発揮されないのですが、こういう時に限って無駄な想像力、妄想力が発揮されることされること。
そんな感じで、番組を見終わった頃には疲れ切ってしまったので、こうして気分転換も兼ねてブログを書いている、というわけです。
こうやってボーっとキーボードを打っていると、余計なことを考えずに済むのでかなり気持ちが楽になります。
趣味のブログを始めて良かった、と思える瞬間ですね。
なんとなく心の調子が良くなってきたような気がしますので、「無縁死」についてちょっと書いてみます。
アパートの一室で死んでしまう、というのは寂しいことですよね。
発見もされずに、数週間経ってようやく気付かれた時には……みたいな話を聞くと、いざ自分がそうなったら、と考えてゾッとします。
私だったら、外出先でポックリ逝ってしまう、というのが理想ですね。
いつもの居酒屋で、黒ホッピーのジョッキを持って。
居酒屋の喧噪の中で、店員さんや常連さんに「珍しいね、寝ちゃってるよ」とか言われながら。
なんかドラマのラストシーンみたいで、ちょっと素敵だと思いませんか?
以前、これを馬鹿話として他の常連さんと飲みながら話したことがあるのですが、店長に「いや、ここで死なれるのは迷惑だから止めてくれない?」と言われてしまいました。
そりゃ、お店にとっては大迷惑ですよね。
実際には、よほどのポックリでなければ外出先でなかなか逝くことはできないでしょうけれど。
いや、でも実際考えてみると、死んだら身体だけ残されてしまうのが面倒臭い話なんですよね。
蝉の抜け殻みたいにカサカサだったらまだ片付けやすいでしょうに、腐ってしまうからなおさらです。
なんか「自然に返るプラスチック」みたいに、分解されて綺麗に消えてしまえば気楽なんですがね。
腐るという現象がその「自然に返る」現象ではあるのですが、そこから匂いとか汚れとかがなくなってくれれば。
百歩譲って部屋で死ぬのは仕方がないとして、その後で大家さんや特殊清掃業者さんに迷惑を掛ける、というのがちょっと心残りになりそうです。
あ、あと大量の資料本や特撮のDVDとかにまみれたオタク部屋を見られるのもちょっと恥ずかしいです。
そもそも根本的に部屋が汚いので、それが一番恥ずかしいという話だったり。
あー、あと、骨のことも考えないと。
実家の方に一族のお墓はありますが、誰か私をそこに入れてくれる人の心当たりがありません。
さすがにその頃には両親も亡くなっているでしょうしね。
個人的にはわざわざ墓に入らないで、その辺に放り投げておいてもらって構わないのですが、法律的にそうもいきませんし。
やっぱり、死んだら綺麗に分解されて痕跡を残さず消え失せる薬、みたいなのがあると気楽でいいんですがね。
あ、でもそれだと、死んだのか行方不明になったのかわからなくて面倒臭いのか。
こんな非現実的なことを考えている間に、夕方になってしまいました。
たまにはこんな一日があっても別にいいでしょう。