zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

「女性は職場の華だからメガネ禁止」と言われてもそりゃ納得できないでしょ

「女性はメガネ着用禁止の職場がある」という話題が最近巷を賑わしています。

正直私はこのニュースを耳にするまで、そんな職場があるということを認識してすらいませんでした。

私自身が制服やスーツを着用しなければならない職場で働いたことがほとんどなく、従って同僚の女性もほとんど私服だったからです。

 

制服で働いていたのは、大学生時代に警備員のアルバイトをした時くらいでしょうか。

その時は同僚に女性も何人かいましたが、メガネだったかどうかすらあまり覚えていません。

その程度の「どうでもいいこと」だからです。

 

同僚だった人ですらその程度なのですから、そもそも偶に入った店の人がメガネであろうとコンタクトであろうと、意識することはありません。

その場限りの付き合いである人がメガネをかけているかよりも、接客態度とか自分が望む買い物がスムーズにできるかとか、そういうことの方が重要ですからね。

 

そもそも「あの女性はメガネをかけている、失礼だ!」などというクレームをつける人など存在するのでしょうか。

存在するとしたら、ただの悪質クレーマーだとしか思えないのですが……。

 

女性のメガネ禁止の職業としては、百貨店の受付や宴会場のスタッフなどの接客業、飛行機の客室乗務員などがあるそうです。

飛行機の客室乗務員に関しては、女性に限らず男性もダメ、とのこと。

これは「非常時に万が一メガネを紛失したり壊れたりしたら、迅速な対応ができなくなる」というのが理由だそうです。

 

まあ、納得できなくもありません。

乱気流などの急な揺れなど、対応できないような事態が起こる可能性もありますからね。

その際にメガネが壊れてしまっては、その後の業務にも差し支えるでしょうし。

ただ、海外の航空会社ではメガネOKのところがほとんどということですし、予備のメガネやコンタクトを常に用意しておけばいいだけの話なので、100%の納得はできませんが。

 

百貨店の受付など接客業の方に関しては「見た目が良くない」とか、和食の店で和服着用の方に関しては「和服でメガネは失礼」とか、「そりゃどうなのよ」という理由ばかりでした。

私は自分自身がメガネ常用の人間なので、メガネの女性に対して見た目が良くないとか失礼だとか思ったことはありません。

パーティー用の鼻メガネみたいな奴ならともかく。

……うーん、でも鼻メガネで出てこられても「なんだ、そういうイベント期間か何かか」ぐらいでスルーするかも。

 

しかし、ドライアイとか花粉症とか、コンタクトを付けるのに難がある人もいるでしょうし、やっぱり「見た目」の問題でメガネを禁止するのはやっぱり間違っているとしか思えません。

私の場合はコンタクトは付けたことすらありません。

父親が強度の近視、母親が強度の乱視で、その両方を見事に受け継いでしまった「メガネ界のサラブレッド」みたいな存在です。

コンタクトにしようと思ったらやたら高額になってしまうんですよね。

 

そもそも「目の中に何か入れるのが怖い」というヘタレな理由が一番なのですが。

「レーシックしたら?」と言われたこともありますが……。

目の中にコンタクトを入れることにすら怯える人間がレーシック手術を受けられるわけがないでしょうが!

怖いわ!

 

まあ、これだけ話題になって、批判の声があがっているのですから、職業によるメガネの禁止もなくなっていくのではないでしょうか。

身体的な理由によって職業選択の自由を奪う差別と同義ですからね。

この話題に関するTwitterのまとめなどを見てみても「コンタクトにしろと言われたので諦めた」という声が多数ありますし。

 

メガネが必要な人間に対して「メガネをしてはいけない」と言うのは、今すぐにやめてください!

メガネは日常生活を円滑に過ごすための、大事な身体の一部なんですよ!

 

まあ、私はそんな大事なメガネを、酔っ払って寝落ちして身体の下敷きにして壊してしまったことが何度もあるのですが。

何も見えないので予備のメガネを探すこともできず、メガネ屋さんに駆け込んで直してもらうまで生まれたての小鹿のようにプルプル震えながら過ごしましたよ。

私もこの件については反省しますので、メガネ禁止業界も反省してください。

よろしくお願いします。