zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

カレー屋さんのカウンター席に座る時ポジションに気を遣う

急にカレーが食べたくなる時、ありませんか?

私はよくあります。

と言っても、インドやミャンマーの方が経営しているような本格的なカレー屋さんにはめったに入りません。

私が入るのはもっぱら、チェーンのカレー屋さんです。

 

誰かと一緒なら、本格的なカレー屋さんもいいんですけどね。

数種類カレーを頼んで、ちょっとずつ交換していろいろな味を楽しむ、みたいな。

ただ一人だと、どうしても気楽な方を選んでしまうんですよね。

さっと食べてさっと帰れるような。

 

そういうカレー屋さんでは、基本的にカウンターに座るわけですが。

その時にどの席に座るか、ポジションに気を遣うわけです。

 

一番の注目ポイントは「福神漬けが入った容器がどこに置かれているか」です。

カレーを食べる以上、福神漬けは欠かせません。

しかしこの福神漬けの容器、カウンター一席に一つずつ置かれている、ということはまずないわけでして。

二席に一つ、もしくは三席に一つというパターンが多いでしょう。

 

当然、目の前に福神漬けの容器が置かれている方が望ましい……と思うかもしれません。

しかし、その考えはまだまだ甘い、と言わざるを得ないでしょう。

なぜならば、目の前に福神漬けの容器が置かれているということは、左右に座ったお客さんの手がその福神漬けに向かって伸びてくる可能性が高いからです。

 

左右から手が伸びてくるたびに、自分のカレー皿を手元に引き寄せて邪魔にならないようにする……。

多分、そんなことをしなくてもスペース的には大丈夫なのでしょうが、私のような小心者はどうしてもそういう行動に出てしまうんですよね。

ちょっと容器が離れていて、福神漬けを取ろうとした人が身を乗り出してきたら、そっとそちらへ容器を寄せてあげたりして……。

これでは落ち着いてカレーを食べることができません。

 

そこで私は、福神漬けの容器が目の前に置かれておらず、それでいてちょっと手を伸ばせばすぐに届くような席を狙って座ります。

そして自分のカレーが届いたら、「ちょっと失礼」という雰囲気を軽く出しつつ福神漬けに手を伸ばすのです。

 

この時に注意すべきは、福神漬けの容器をあまり派手にならない程度に自分の手元に引き寄せること。

離れた位置から福神漬けを取ろうとして、万が一にもテーブルにこぼしてしまうようなことがあってはなりません。

福神漬けの汁が垂れる、という可能性も考えると、しっかりと安全圏まで容器を引き寄せた方が無難でしょう。

 

そして焦らず、自分のカレーに福神漬けを取ります。

この時に注意しなければならないのが、しっかりと自分が必要とする量を見極めて、ジャストの量を取る、ということ。

無料だからと思って大量に福神漬けを取るのは、自分の卑しさを周囲にアピールするようなものです。

あまりにも大量の福神漬けが乗ったカレーというのは、見た目もあまり良くありません。

下品に見えてしまいます。

 

かと言って取る量が少なすぎて、後ほど福神漬けを取り直すのもどうかと思います。

福神漬けの前に座った人から「こいつ、また福神漬けを取るのか」と思われる可能性があるからです。

その日の自分の体調、空腹度、福神漬け食べたい度などを考慮し、適量を取ることが重要でしょう。

そうすれば、一度福神漬けを取ってからは一心不乱に目の前のカレーに集中できるのです。

 

あ、もちろん福神漬けを取った後は、容器を所定の位置に戻すことを忘れないように。

カウンターの福神漬けは、お店によって計算された間隔で置かれているのです。

それを乱すような行為は、もはや罪です。

他人のことを考えない、自分勝手な人間だと思われても文句は言えません。

 

このように、カレー屋のカウンターでの行動にも人間性が表れてくるものなのです。

「カウンターの福神漬けは自分だけのものではない」、そのことを肝に銘じ、楽しいカレータイムを過ごしたいものですね。

 

「そんな面倒なことを考えてカレーを食べられるか!」という方もいらっしゃるかもしれません。

散々細かいことを書いてきましたが、実は私もその一人。

ですので、私はカレー屋さんには混んでいる時には入らないようにしています。

 

空いているカウンターなら、福神漬けも取り放題、誰にも気兼ねする必要はありません。

誰からも邪魔されず、自由なカレータイム、最高ですよね。

 

と、長々と書いてきたことを最後に否定する記事を書いてみました。

あとこの記事、「カレー」を「牛丼」、「福神漬け」を「紅ショウガ」に変えれば応用が利きますね。

もし今後私が牛丼屋のカウンターについての記事を書いたら、「ああ、ネタがないんだな」とでも思ってくださいな。