「調布の古本市」訪問記
先日、東京に雪が降った日……ですから、金曜日ですか。
「調布の古本市」に行ってきました。
実は私、まだ若き大学生時代……もう20年近く前ですか。
調布の某所でアルバイトをしていたことがありまして。
久し振りの調布となりました。
京王線は良く使うので、駅としてはなじみ深いんですけどね。
駅自体が完全に地下化してしまって、外の様子を窺い知ることがまったくなかったんですよ。
久々に調布駅の地上に上がってみたら、だいぶ様変わりしていてびっくりです。
でも調布のPARCO自体は、私が通っていた時代通りなようでした。
ちょっと懐かしく思いましたね。
で、肝心の「調布の古本市」ですが。
会場自体は狭い感じでしたが、いろいろな本が揃っている感じで、なかなか見応えがありました。
ちょっと通路が狭くて、人とすれ違ったり本を見ている人の後ろを通るのに苦労する感じでしたが、まあこれも「デパート催事場古本市あるある」と思えば。
私の大好きな、怪獣関係の古い子供向けの本とかもありましたが……やっぱり専門の古書店が出品しているもののためか、お高くて手が出ませんでした。
大伴昌司さんのウルトラ怪獣の本とかあったんで手に取ったんですが……表紙が完全に日焼けして色あせていて(カバーなし)、しかもマジックでデカデカと元の所有者の名前が書いてある状態で数千円の値が。
さすがに手が出せませんでした。
しかし、この状態で数千円なのですから、もし美品だったらもっと値段が上がるわけでして。
どちらにせよ、お金に不自由しない大金持ち以外には手の出しようがないかもしれませんねぇ。
まあ、お金がなくても本当に好きな人は買うんでしょうけど、私はまだその境地には至れていないようです。
で、結局買ったのがこちら。
・「関西古本探検 知られざる著者・出版社との出会い」 著・高橋輝次 発行・右文書院(2006年5月20日発行)
・「酒日誌」 著・坪内祐三 発行・マガジンハウス(2006年10月19日 第一刷発行)
・「日本相撲大鑑」 著・窪寺紘一 発行・新人物往来社(1992年1月10日 第一刷発行)
以上3冊、計1500円くらい。
いや、本当は他にも気になる本はあったんですが、どうにも懐がちょっと心もとなくてね……。
でもその分、厳選した感じがして満足度は高いです。
特に「日本相撲大鑑」は、以前どこかの古本市で見掛けたものよりも状態も良く、値段もお安かったので。
そんな感じでPARCOの外へ。
来るときには雪も降っていてかなり寒かったですが、外へ出る頃には小雨に変わっていました。
いや、寒いのは相変わらずでしたけども。
ちょっと小腹が減ったので昼ご飯でも、と思いましたが、何しろ久しぶりすぎてお店が思い付きません。
かと言ってチェーン店でもつまらない……と思って、なんとなく目に付いたお店へ。
表の看板に出ていた「ローストビーフ丼」か「カレー」にしようと思っていたのですが……。
気付いたらローストビーフをつまみにビールを飲んでいました。
不思議。
まあ、丼やカレーだとご飯が付いてきますからね。
炭水化物抜きダイエットだと思えば、ね。
入った時はお店の名前とか意識していなかったんですが、調べてみたら「肉バル ちび九炉 調布中央口店」さんというお店だったみたいです。
ローストビーフ、かなり美味しかったですし、肉料理は他にもいろいろあるみたいでしたので、今度は夜に飲みに行ってみようかな……。
あんまり一人飲み向けのお店ではなさそうだったので、数少ない友人でも誘って。
まあ、私が次にいつ調布駅に降りるか、が一番の問題なんですけどね。
また古本市をやってくれれば、確実に行くんですけど。