日本酒のつまみに炙り明太子が好きだけど自分で炙るのは面倒くさい
「炙り明太子が食べたい」
時々見られる私の「突然何かが食べたくなる」という症状ですが、今回は炙り明太子でした。
美味しいですよね、明太子。
私は生も好き、しっかり焼いたのも好き。
その両者を合わせた特性を持つのが炙り明太子ですから、嫌いなはずがありません。
そして炙り明太子を食べる以上、お酒が絶対に必要になるわけです。
基本的に何を食べる時も「黒ホッピー!」な私ですが、それは黒ホッピーがまず先にある(つまりお酒の中で一番好き)だからであり、食べたいおつまみが先にある場合は、そのおつまみに合うお酒を楽しみたいものです。
そうなると、やっぱり日本酒でしょう。
炙り明太子をチマチマつまみながら、徳利とお猪口で日本酒……いいじゃないですか。
でも、炙り明太子って、自分でやるのはちょっと面倒なんですよね。
ただ炙るだけだから簡単かと思いきや、ちょうどいい具合に炙るのにいつも失敗してまして。
ちょっと火を入れ過ぎてしまったり、うっかりして焦げさせてしまったり。
スルメとかエイヒレなら、ライターの火で軽く炙って……みたいな雑な扱いをできるんですけど、明太子はそんな雑な扱いを許してくれないのですよ。
そもそも、干物となま物の時点で同列に扱えないんですけど。
そんなわけで、近所の九州料理居酒屋へ。
自分でうまくできないなら、他人にやってもらえばいいんです。
他人を頼ることは、決して恥ずかしいことではないよ……?
この九州料理居酒屋、刺身が新鮮でなかなか美味しいのでちょこちょこ行くんです。
「辛子蓮根」とか「きびなごの刺身orフライ」なんてものも置いてあって、東京にいながらにして九州気分が味わえます。
しかし「辛子蓮根」ってすごい料理ですよね。
なんで「蓮根の穴に辛子を詰めて揚げようぜ!」なんてことを思い付いて実行してしまったのか。
「海鼠食べてみようぜ!」と同レベルで頭がどうかしているとしか思えません(誉め言葉)。
それはともかく、炙り明太子ですよ。
お店に入って店長さんに挨拶しつつ空いているカウンター席に座ったら、おしぼりと同時に黒ホッピーが運ばれてきてしまいました。
しまった、お店に入った時に「今日は日本酒!」と言えばよかった。
いつも黒ホッピーなんで、基本的にお店に入ったらすぐに持ってきてもらえるんですよね。
ありがたいことではあるんですが、こういう時は困ったものです。
まあ、せっかく持ってきてもらったんですから、黒ホッピーを飲みますか。
その後で日本酒を頼めばいいんだし。
というわけで、黒ホッピー3杯飲んだ後、日本酒と炙り明太子を注文。
黒ホッピー3杯を過ぎたので、今日は休肝日ではありません。
2月初の飲酒日ですね、まだ2日だけど。
さすがに日本酒は一合にしておきました。
目の前の炙り明太子を箸でつまんで口に運んで噛みしめると、明太子の香りと香ばしさ、そして炙った部分のプチプチした歯応えと、生の部分のねっとりした感触が同時にやってきます。
そこに日本酒を流し込めば、ちょっと癖のある明太子の香りと味が日本酒でフワッと洗われる感じがして、さらに箸が進みます。
……なんて、グルメ気取りで書いてますが、飲んでいる時は「おいしい」としか思っていません。
いや、せっかくブログに書くんなら、「おいしい」で終わらせるのはあまりにもアレだな、と思って。
それはともかく、日本酒と炙り明太子、美味しかったです。
予想外の黒ホッピー(&おつまみ)でお腹はポンポンですが。
炙り明太子、もっと食べたいんですけど、アラフォーになると痛風が怖くてねぇ。
日頃からモツだのエビだのが大好物の人間が魚卵だけ避けてもどうしようもない、ということはわかってはいるんですが。
なんか、魚卵と白子は特に悪いような気がしちゃうんですよね、不思議なものです。
……この気持ち、わかってくれる人、きっといると思いますが、いかがでしょうか。