本日2月19日は「プロレスの日」だそうです
書いているうちに日付が変わりそうな感じですが。
書き始めた時は2月19日だった、と思ってくださいませ。
で。
2月19日は「プロレスの日」だそうです。
理由は知りません。
いや、私が使っているタブレットが、起動すると毎日律儀に「今日は〇〇の日です」と教えてくれるんですよ。
正直、毎日コレをネタにブログを書いていればいいんじゃないか、と思うくらいの親切さですよね。
まあ、「理由は知りません」で終わらせてしまうのも、プロレスファンとしてはどうかと思うので。
調べてみたところ「昭和29年2月19日、蔵前国技館で力道山&木村政彦VSベン&マイクのシャープ兄弟が日本初の国際的なプロレスの試合を行った日」ということのようです。
意外とちゃんとした理由で、「記念日なんて誰かが適当に考えて決めてるんだろ?」と思っている私のような人間はびっくりしました。
しかし、「蔵前国技館」「力道山」「木村政彦」「シャープ兄弟」……なんとも懐かしい名前ばかりですな。
いや、もちろん私も直接彼らの試合を見たことなんてありませんが。
さすがに生まれてすらいません。
でも、プロレスの歴史についての本とか読み漁っていたら、全部絶対に目にする名前ではありますからね。
思わず「懐かしい」と思ってしまっても仕方がない、と思ってください。
さて、そんな「プロレス好き」を名乗っている私ですが。
実は、実際に会場に足を運んで観戦した経験は、一度しかなかったりします。
私、もっぱらスポーツ観戦はテレビ派なんですよね。
せっかく見に行くのに、遠くの席から豆粒みたいな選手を見てもなぁ、という気持ちが強いんです。
かと言って、リングサイドに陣取れるほどの経済力もありませんし。
そもそも「人が多い場所が苦手」という性格は、如何ともしがたい部分があります。
ちなみに私の最初で最後にプロレス観戦は、まだ地元、ド田舎に住んでいた頃。
まだこのアラフォーオヤジが、ピチピチの高校生だった時代の話です。
もちろん私の故郷(元、村)にプロレスの興行が来てくれるはずもありませんが、隣の市の総合体育館に、全日本プロレスの興行がやってきたんですよ。
そりゃ、行きますよね。
自転車を一時間以上こいで、峠を2つ越えて。
あの頃は若かった。
で、会場である市の総合体育館に到着したんですが。
「市の総合体育館」と言っても、ド田舎に毛が生えたようなレベルの場所です。
「学校の体育館よりは広い」程度の体育館ですからね。
リングが真ん中にあって、その四方をパイプ椅子5列くらいのリングサイド席が囲んでいて。
その後ろはもう「立ち見席」です。
ぶっちゃけ「リングサイドと立見席と分ける必要があるのだろうか」と思うレベル、立見席でもリングサイドみたいな感じでした。
少ない小遣いを工面して行った私は当然立見席ですから、非常にありがたかったですけどね。
当時はまだ全日本プロレス総帥、ジャイアント馬場御大も現役で。
ということは、もちろん「NOAH」とも分裂する前でして。
三沢光晴選手は怪我で残念ながら休場中でしたが、他の全日四天王、川田選手に田上選手、そして小橋選手は出場していて、テレビの中でしか見たことのないプロレスラーが目の前で戦っていることに、それは興奮したものですよ。
外国人選手だと、小橋選手とタッグを組んでいたジョニー・エース選手や、スティーブ・ウィリアムス選手、ゲーリー・オブライト選手にジョニー・スミス選手にボビー・ダンカンJr選手もいたと思います。
みんな懐かしい名前ばかりだなぁ、これは本当に。
でも何よりも嬉しかったのは、休憩時間にジャイアント馬場御大が売店にドッカリと座ってらっしゃって、本やTシャツを買ったらサインしてくれたことでした。
大の馬場ファンだった私は、売店で売っていた『王道十六文』という本を購入し、目の前でサインしていただきました。
緊張のあまり「これからも頑張ってください」みたいな、月並みなことしか言えなかったのが私の青春時代の甘酸っぱい思い出です。
大学入学で上京した際ももちろん持ってきましたし、何度か引っ越しをした時も、荷物の中で特に大事なものとして、段ボールに入れずに自分で運んだものです。
購入した時の入場チケットも、ビニールに包んでその本に挟んであります。
懐かしくなって引っ張り出そうと思ったのですが……その本が大事に収めてある本棚の前に、大量の本が山のように積んであってなかなか取り出せない、という悲劇が。
今度、暇ができたら発掘して、思い出と共に読み返したいと思います。
まあ、いつになるかはわかりませんけどね。