zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

橋沢進一プロデュース・木原浩勝アワー「口伝怪奇譚」鑑賞

昨日は久しぶりに下北沢。

本多劇場系列、小劇場「楽園」へと。

劇団「あぁルナティックシアター」元座長の橋沢進一さんがプロデュースする、木原浩勝アワー「口伝怪奇譚」のイベントを見に行ってきました。

 

木原浩勝さんは、中山市朗さんと共著の『新耳袋』で知られる、現代怪談語り手の第一人者です。

私は『新耳袋』が大好きで、続編とも言える『九十九怪談』もすべて読んでいる木原浩勝さんの大ファンなので、非常に楽しみでした。

 

舞台上にはプロデューサーの橋沢進一さん、木原浩勝さん、舞台役者で怪異物蒐集家の渡辺シヴヲさん、そして若手の舞台女優さん4名。

イベントでどのような怪談が語られたか、というのはこういったブログなどには書かないのが礼儀ですので、具体的には書きません。

ですが、「怪談」と聞いて一般的に想像されるような、「血塗れの幽霊が……」とか、そういった類のものではなかった、ということだけは明言しておきます。

そういったこけおどし的な怪談ではなく、単純に「不思議な話」、そして「人間社会そのものを根本から揺るがすような話」、そういったものに関わるような、骨の髄からゾクゾクするような話だった、とだけ言っておきましょう。

 

ちなみにこのイベント、毎年名前を変えながら開催されておりまして。

渡辺シヴヲさんの「怪異物コレクション」の公開も目玉の一つとなっています。

これまでも「雷竜」「猫人魚」「ヴォルパーティンガー」「ジェニー・ハニヴァー」など、「まさか!」と思うような怪異物を披露してくれました。

ここで一つ一つ詳細を記述することは止めておきますが、気になった方はちょっとGoogle先生に聞いてみてください。

このような生き物が実在していたとは、驚きですよね!

ミイラや剥製が残っているのですから、実在していたことに間違いはないのです!

……ないの、です(そう信じていた方が面白かろう、と思っている)!

 

そして今回の「渡辺シヴヲコレクション」は……。

なんと、昔話で有名な「分福茶釜」の剥製でした!

 

……いやー、まさか分福茶釜が実在していたとは、本当に驚きですよね!

ちゃんと、茶釜を背負っていましたよ。

いや、背負っていたと言うか、ちゃんと狸の本体と一体化していた、と言うか。

出来がとても良かった……いや、出来とか言っちゃダメですよね。

ああいう生き物が実在していて、死んで剥製となったのです、うん。

 

画像を貼ることは避けますが、気になった人はGoogle先生に(以下略)。

 

そんな感じで、実に不思議で、実に怖く、実に珍しく、実に楽しいイベントでした。

こちらの橋沢進一プロデュースイベント、昨日から2週間の間、毎日違った内容で開催されているそうです。

全体のタイトルは「宇宙一超絶技巧雑技団」。

 

お芝居や、あの人気バンド「犬神サアカス團」のライブ、小説家・京極夏彦先生を招いてのイベントなど、面白そうな催しが開催されているそうです。

一応URL貼っておきますね。

http://www.aalunatic.com/stage/191007uchu/main.html

 

興味を抱かれた方は、ぜひご覧になってみてください。