zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

髪型をセットするより寝ていたい

突然ですが、私は髪型をセットするのが苦手です。
基本的にシャワーを浴びて頭を洗ったらそのまま放置、自然乾燥してそのままです。
出掛ける時には、鏡を見てチェックもしますが、よほどぐちゃぐちゃになっている、とかなければそのまま。
櫛を通すこともしません。

髪の毛自体が細くて柔らかく、直毛なので、何もしなくても意外と整って見えるのが理由ではあります。
むしろセットしようと思ったら、整髪料をたっぷり使ってガッチリ固めなければ、すぐに崩れてしまうのです。
中途半端に整えたものが崩れかけているほうが、よほど見苦しいのではないかと考えているのも、理由の一つでありましょう。

本当は一番の理由は「面倒臭いから」なのですが、それだとあまりにもダメ人間に見えてしまうのでいろいろと理由をつけ足してみました。

そんな私ですが、さすがに思春期の頃、異性の目を意識し始める頃には、ちょっと髪型をいじってみたこともありました。
ジェルで固めて軽く髪を立ててみたりした……はずです(あまり覚えていない)。
でも三日くらいで止めました。

別に髪型を変えてもモテなかったから、というわけではありません。
いや、モテなかったのは事実ですけど。
ただ単に、私は「なんか体に付けるのが嫌い」な人間であったのです。

整髪料を付けると、なんか髪の毛がベタベタするのが気になって気になって……。
汗をかくと、そのベタベタ感が首とか額とかに浸食してくるようで気持ち悪くなります。

ベタベタする、と言えばリップクリームやハンドクリームなども苦手です。
怪我した時の塗り薬も当然ダメ。
湿布や絆創膏は平気なのですが、これはおそらく剥がせばすぐに気にならなくなるからでしょう。

最近は男性用化粧品も増え、日常的にメイクをする男性も増えてきているそうです。
営業のお仕事などは「見た目も商売道具!」と、そのあたりに気を使っている方も多い、とのこと。
私は学生時代、諸事情でちょっとだけメイクをしたことがあるのですが、やっぱり気になって気になってダメでした。
顔にずっとラップを巻き付けている感じと言うか、パンストをずっと被っている感じと言うか。

そんなことを言い出したら、女性は基本的に毎日メイクをしていらっしゃるわけで……。
営業職ではないアラフォーオヤジで良かった、としみじみ思っています。

「無造作ヘア」というものが流行したりもしましたが、あれも正直理解できませんでした。
わざわざ手間暇をかけて無造作を作り出す……。
穴を掘らせて、掘り終わったらその穴を埋めさせて、埋め終わったらまた掘らせて……という刑罰を想像してしまいます。

いや、自分が理解できないからと批判しているわけではないのです。
「無造作ヘア」と「ただのボサボサ頭」が違うものである、ということは一応わかっているのです。
ただ「手ごね風ハンバーグ」とか「手打ち風うどん」とか聞くと、違和感を感じませんか?
「どっちなんだよ!」と突っ込みたくなる、と言うか。

どうせなら「セットに一時間かかったリーゼント」とか「洗ってお手入れするだけでシャンプーを一本使い切る超ロングヘア」とか、そこまで突き抜けていた方が面白いと思うのです。
自分では絶対にやりませんけど。

そう考えると、毎日床山さんが結い上げる力士の大銀杏とか改めて素敵だな、と思います。
あれだけは、自分でも一回経験してみたいと思いますね。
あのまま日常生活を送るのは、非常に大変でしょうけれども。