プレイしていたブラウザゲーム「リングドリーム」がサービス終了する
タイトルですべて語ってしまっているというパターンですが。
私が継続してプレイを続けていた唯一のPCブラウザゲーム「リングドリーム」が、来年2020年3月26日をもってサービス終了することが発表されました。
サービス開始から約7年、この手のゲームとしては長寿を保ったほうだ、と言えるのではないでしょうか。
私がプレイを始めたのはサービス開始から1年後くらい、途中で一度飽きてプレイしなくなった期間もあるので、実際の付き合いは5年くらいでしょうか。
2020年末で「flash」が終了するということで、覚悟はしていたのですが……いざ実際にサービス終了が発表されると、いささか寂しいものがあります。
この「リングドリーム」、女子プロレスをテーマとしている珍しいゲームでした。
私はスーパーファミコン、そしてプレイステーション2の「レッスルエンジェルス」にめちゃくちゃハマってずっとプレイしていた人間ですので、その流れでこの「リングドリーム」にもハマった人間です。
実際の女子プロレスについてはあまり知識はないのですが。
2000年前後にフジテレビで放送していた「格闘女神ATHENA」を見ていたくらいです。
全日本女子プロレスで豊田真奈美選手や堀田祐美子選手、井上貴子選手に井上京子選手が活躍していた時代ですね。
つんくさんプロデュースの女子プロレスラーアイドルユニット「キッスの世界」(高橋奈苗選手、納見佳容選手、中西百重選手、脇澤美穂選手)とかありましたけど、覚えている人はいらっしゃるでしょうか。
私は正直忘れていて、この記事を書くのに当時のことを調べていて思い出しました。
いや、懐かしいですね。
もう20年近く前のことになるのか……。
話は戻りまして「リングドリーム」ですが。
このゲームは、決してゲームとして面白いとは言えないかもしれません。
カードを集めて育成して強くして、ボタンをポチポチして戦うという流れ。
現在のスマホゲームからすればすごく単純なものですが、このゲームが始まった当時はブラウザゲームといえばこういうゲームばかりだったと思います。
なぜこんな単純なゲームを続けていられたのかと言えば、シナリオが読みたかった、という理由が大きいと思います。
プレイヤーたちのプレイ結果によってゲーム内の試合の勝敗が決まり、それに即した形でシナリオが作られていくのですが、このシナリオを担当されていた「でいしろう」さんのシナリオが昭和のプロレス好きの琴線に触れるものだったのですよね。
ゲームなので登場するのは美少女キャラクターが中心なのですが、そんな美少女キャラクターたちと泥臭いプロレス的熱さがうまく融合している、と言えるでしょう。
言ってしまえば試合の勝敗はキャラクターの人気投票で決まるようなものなのですが、そのキャラクターたちもアイドル的な存在からいぶし銀的な存在、ベビーフェイス、ヒールとうまく役割分担ができていたのも良かったです。
可愛いからと言って勝つとは限らない、という部分ですね。
キャラクターが増えるに従って、出てきたはいいけれどそれ以降ほとんど登場しなくなるキャラクターもいたのは残念ですが、実際のプロレスだって似たようなものと言えば似たようなものですし。
よく現実のプロレスでは「あらかじめ勝敗が決まってるんでしょ、つまらないじゃん」と言われることがありますが、そうではないんですよ。
ファンは、たとえ勝敗が決まっているとしても、その中で想像力を働かせて楽しむ、それがプロレスだと私は思っています。
だからハマる人はとことんハマるし、ダメな人はとことんダメ。
この「リングドリーム」は、プレイヤーとしても「今回はこちらを勝たせたい」「こっちが勝ったらシナリオはどう進むのだろう?」みたいな想像力を働かせることができたので、私には合っていたのでしょうね。
というわけで、残り約3カ月という短い期間ですが、せっかくなので最後まで楽しませてもらおうと思っています。
それにしても、ゲームや動画などで一時代を築いた「flash」が終了するというのも時代の流れを感じますね。
単純に「昔は良かった」などと言うつもりはありませんけども。
それでも寂しいものは寂しいものですわ。