zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

少しくらい電車が遅れたからって「申し訳ありません」を連呼するのはもういいんじゃないか

私は車を持っていません。

もちろんバイクも、原チャリも、普通の自転車すら持っていません。

移動に使うのは、もっぱら電車です。

子供でもいれば電車より車移動の方が楽な場合もあるのかもしれませんが、子供はいませんので。

むしろ、私の精神年齢の方がよっぽど子供ですので(アラフォーオヤジはあまり言わない方が良い発言)。

 

そんな感じで、本日も電車で移動していたわけですが。

電車って、1分や2分到着が遅れた程度のことですごく謝ってくるんですよね。

「電車の到着遅れまして申し訳ありません」

「ご迷惑をおかけしまして申し訳ありません」

「申し訳ありません」「申し訳ありません」……。

 

ホームでは駅員さんが「申し訳ありません」とアナウンスし、電車に乗ったら乗ったで車掌さんが「申し訳ありません」とアナウンスします。

「申し訳ありません」のバーゲンセール状態です。

あまりにも安売りされすぎていて、逆に「こいつら、本当は申し訳ないと絶対に思っていないだろう……」と疑いの心が芽生える始末。

 

いや、きっと心の底から「申し訳ない」と思ってくれているのでしょうけど。

他人を疑うのはよくないですよね。

 

それはともかくとして、です。

ちょっとやそっと電車が遅れたくらいで、そんなに謝らなくていいと思うんですよ。

むしろ、最近は台風の影響で電車が完全にストップしてしまうことすらあったんですから、動いてくれているだけでもありがたい、というものです。

 

根本的なことを言えばですね。

電車が1分2分遅れたからと言って、致命的な影響を受けるような人はいるのでしょうか。

そりゃ、30分とか1時間とか遅れたら「参ったなー」くらいのことは思いますけれど、1分2分ですよ。

ウルトラマンだって「まだもうちょっと大丈夫!」と言うレベルですよ。

 

大事な用事があるならば、ある程度余裕をもって移動時間を確保するのは、大人なら当然です。

しかも、普通の大人なら電車が遅れたからと言って怒ったりしません。

怒っている時間があったら、遅れることをどうフォローして挽回するかを考えて行動に移した方がよほど建設的だからです。

 

1分2分遅れて困るのは、1日のスケジュールを秒単位で組み立てて、その通りに物事が進まないとイライラしてしまう超神経質な人か、時刻表のわずかな接続時間を利用して電車を乗り換えることに喜びを感じる鉄道マニアの人くらいでしょう。

そして、そういった類の人たちは決してそれほど多くはいないはずです。

 

ほら、こう考えてみたら、駅や電車内で「申し訳ありません」とアナウンスすることの必要性はほとんどない、と思いませんか?

と言うか、乗客だって多分、そんなアナウンスは聞き流していると思うのです。

いちいち「いや、別に謝る必要はないですよ」と反応するのは、私のような細かくてどうでもいいことばかり気にしているタイプの人間くらいのものでしょう。

 

そんなわけで、私は誰も必要としていない「電車がちょっと遅れて申し訳ありません」アナウンスはもう止めるべきだ、という主張を、今後も気が向いた時に唱えていくつもりであります。

 

……でも、実際のところ電車の到着が遅れて、駅員さんたちが「いや、遅れましたけど何か?」という顔をしていたら、文句を言う人が出てくるんでしょうね。

いやはや、世知辛い世の中になったものです。