zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

大相撲2020年初場所、すでに開催しています

遺影だの葬式だの、いろいろなことを考えているうちに、大相撲の初場所が始まっていました。

忘れていたわけじゃないんですけどね。

人生にはいろいろと、タイミングというものがありまして。

 

それはともかく、今場所の注目はやっぱり新関脇の朝乃山関でしょう。

大関へ一番近い場所にいる、と言っても過言ではないでしょう。

ちょっと前までは御嶽海関がその場所にいたのですが、どうにも足踏み状態が続いてしまっているので……。

 

朝乃山関は押し相撲だけでなく、組んでも相撲を取れるという点が安定しています。

押し相撲はどうしても、場所によって好不調の波が激しくなるものですから。

どちらもできる力士というのは器用貧乏、地味な存在になってしまう可能性もありますが、朝乃山関の場合は2019年の最多勝力士ということからも、平均以上に安定した強さを発揮してくれると期待しています。

(55勝という最小勝ち星の年間最多勝とは言え、ね)

今場所で優勝争いができるようなら、大関は目の前ですよ、ぜひ頑張ってもらいたいです。

 

人気の炎鵬関も頑張ってほしいですが……どうにもやっぱり相撲の取り口が気になります。

身体が小さいから相手の胸元に潜り込む相撲。

滅多にいない取り口の力士だけに面白く、小さな力士が大きな力士に勝つ、という相撲の醍醐味を味合わせてくれるのですが……。

 

やっぱり見ていて、怪我が心配になってしまうんですよね。

二日目の正代関との取組、頭を下げて相手の胸元に潜り込んだまま押し潰されるような形になって、一瞬ヒヤリとしました。

いつか首、頸椎を怪我してしまうのではないか、と。

 

首の怪我は相撲生命どころか、その後の生活にまで影響する可能性がありますからね。

正々堂々と相手にぶつかっていく相撲は私も好きですが、かつての舞の海さんのように離れた状態でも相手の意表を突くような取り口も身に付けたら、もっと面白い存在になれるのではないか、と思います。

 

今場所で言えば、初日に鶴竜関、二日目に白鵬関を連破した遠藤関。

「未完の大器」のまま終わってしまうのでは……と心配もしていたのですが、この調子で再ブレイクしてほしいです。

 

あと、新入幕の霧馬山関もいいですね。

土俵際に追い詰められても勝負を諦めない姿勢、そしてそこから逆転してしまう相撲勘の良さを感じます。

初場所を引っ掻き回す存在になってもらいたいです。

 

心配なのが上位陣。

白鵬関、鶴竜関の両横綱が三日目で二敗。

相撲自体は悪くないとは思うので、今後の巻き返しに期待したいところです。

 

が、̚カド番大関豪栄道関の元気のなさが気になります。

関脇に下がって十勝で大関復帰を目指す高安関も、強かった時代とは比べ物にならない、ギリギリ勝っている感じですし。

 

そろそろ世代交代が本格的に始まるかな、という印象です。

それ自体は仕方がありません、死ぬまで強い力士なんていないのですから、世代交代は必ず起こるものですから。

 

でも、「上位陣が弱くなったから下が上がってきた」より「強い上位陣を倒す力士が出てきた」という方が、盛り上がるじゃないですか。

正直、ここしばらく「今場所はイマイチ面白くなかったな」という本場所が続いていましたので。

ここで一つ「また盛り上がってきたじゃない!」と思えるような活躍を見せてくれる力士が出てくることを期待したいですね。