zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

楽しきかな気楽な飲み会~黒ホッピーとバイス~

昨日は以前勤めていた会社の友人たちと飲み会でした。
以前勤めていた、と言っても、いまだにそこからちょっとしたお仕事を受けていたりするのですが。
ですがその辺は関係なく、あくまでも友人としての飲み会。
気を遣う必要もなく、遣われる必要もなく。
上司的な人間もいないという、好き勝手に振る舞える一番楽しいパターンの飲み会でした。

木曜の夜だから、そこまで混んではいないだろう……と予約はしないでお店に行ったのですが、予想に反して結構な混み具合。
こりゃダメかな……と思ったのですが、店員さんが「もう少し待っていただければ、テーブルのお客さんがお帰りになりますよ」と言ってくれたのでしばらく外で待つことにしました。

こんな時、気楽な間柄の人間しかいないというのは良いものです。
上司とかがいたら「待たせるわけにはいかない!」と急いで他のお店を探さなければ、となってしまいますから。
そのお店、会社の近くなんですが、そこに行くために時々電車で片道1時間かけて通うくらい、私のお気に入りなのです。
安くて美味い、そして黒ホッピーも置いてあります。

しばらく待って無事テーブル席に陣取り、乾杯。
私は当然、黒ホッピー。

「しかし木曜なのに、なんでこんなに混んでるのかね」
「肉の日(29日)だからじゃない?」
「でもここ、肉より海鮮がメインだけど……」
「……海鮮だって魚の肉でしょ」
なるほど、道理……なのでしょうか。

会話の内容は、メンバー的に会社のことが中心になるのは仕方がありません。
まだ関係があるとは言え、私は一応外部の人間。
あまりに深い内容になりそうな時はストップをかけておきました。
こういう部分は気を付けないと、のちのち面倒なことに巻き込まれるのはごめんです。

しばらくお酒と料理、会話を楽しんでいると、ちょうど3杯飲み終わり、黒ホッピーが空になりました。
次も黒ホッピーにするか、別のものにするか……と考えた時に目に入った張り紙が。

バイス、始めました」

これはこれは、また私好みのものを……ということで黒ホッピーからバイスにチェンジ。

説明しますと、「バイス」とは株式会社コダマ飲料が発売している焼酎の割り物です。
飲み方としてはホッピーと同じように、バイスの瓶と「中」焼酎が出されて客が好みで割るパターンとあらかじめお店が混ぜて「バイスサワー」として出してくれるパターンがあります。
このお店は当然、瓶と中焼酎パターン。

味はちょっと甘めで、梅干しの「シソ」の風味がします。
色は薄いピンク色でおしゃれな感じ。
カクテルグラスにでも入れれば、バーのカウンターで飲んでいても違和感がないでしょう。
さっぱりしているので、私はよく「酔い覚まし」のつもりで頼みます。
いや、バイスだって焼酎を割るものですので、れっきとしたお酒ではあるんですがね。

私が子供の頃、祖母がよく畑で栽培したシソの葉を煮出し、砂糖を入れた「シソジュース」を飲ませてくれました。
その味を思い出す、私にとってバイスは「懐かしい味」でもあるんです。

そんなことを話しながらのんびり3時間近く。
さんざん飲み食いした後にお会計を頼むと……思っていたより少々安いのです。

「大丈夫? 間違ってないですか?」
店長さんに聞いてみると「最初にお待たせしちゃったんで、ちょっとだけですがサービスです!」という嬉しい一言が。

お店と良い関係を築いておくと、こういう嬉しいことがあるんですよね。
よく通う、と言っても、入って「こんばんは」と声をかけて、カウンターに座ってずっと本を読みながら飲んでいるような客なので、頻繁におしゃべりするような仲良し関係でもないんですが。
少なくとも嫌われている客ではないようで、安心です。

お店のご厚意をありがたく受け、「またここで飲もう!」と約束して解散。
気楽で、ちょっと懐かしく、お店の親切にも触れられるという、良いことづくめの楽しい飲み会でした。