「アヒージョ」に対するアラフォーオヤジ的な感想
最近、いろいろな居酒屋で「○○のアヒージョ」がメニューとして取り入れられてきているな、と感じています。
先日はコンビニ、確か「サンクス」でしょうか。
「カニカマのアヒージョ ガーリック風味」みたいな商品を見つけて、つい購入してしまいました。
お店も商品名もうろ覚えなのは、酔っていたためです。
食べてみたところ、美味しかったです。
お店で食べる時のように「オリーブオイルたっぷり」という感じではなく、容器の底にちょっとだけオイル、という感じでしたが。
まあ、コンビニの商品でオリーブオイルがたぷたぷ入っていても、という感じなので、それは良いでしょう。
ただし、私はカニカマも好き、ニンニクも好き、という人間ですので、多分アヒージョでなくてもこの商品は美味しい、と感じたことでしょう。
つまり、この感想は「食レポ」としては何の役にも立たない、ということを自信を持ってお伝えしておきます。
初めて私が「アヒージョ」の存在を知った時、それはそれは驚きました。
「オリーブオイルで食材を煮る」って、もうそれは油を直接飲んでいるようなものじゃないのか、と。
そんなものを食べていたら、おデブさん一直線ではないか、と。
そう感想を述べたところ、「唐揚げとか天婦羅だって似たようなものでしょ」と言われました。
そうなのでしょうか。
何となく理屈は合っているような気もしますが、イマイチ納得しかねているのは、私が頭の固いオヤジだからなのでしょうか。
「でも、食べ終わった後に器に油が残るわけじゃないですか。その油、どうするの? 飲む以外の選択肢があるの?」
この質問でおわかりかと思いますが、私は「出てきた料理は食材の一欠片、調味料の一滴まで料金の範囲だから残したくない」という貧乏性です。
「飲む人はあまりいませんけど、バゲットを浸して食べる人はいますね」
なにそれ、怖い。
この「低脂質、低炭水化物」の時代に完全に逆行する行為ではありませんか。
デブ製造機以外の何者でもないではありませんか。
私はそれほど太ることに関して気を使っているわけではないんですけどね。
気を使っていたら、私のお腹はもう少し自己主張は控えめであることでしょう。
美味いものを食べたら太る、残念ながらそれが世界の摂理です。
話は急に変わりますが、私はアヒージョを見ていると「眼球エステ」を思い出します。
インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」で「ネトラバスティ」と呼ばれるものです。
簡単に説明しますと、仰向けで寝たところに、小麦粉を水で練ったパン生地みたいなもので目の回りに土手を作ります。
ウルトラセブンの「ウルトラアイ」みたいな感じです(わかりやすそうでわかりにくい例え)。
で、そのパン生地の土手の中に溶かしたバターを流し込み、その中で目を開いて眼球を洗う、というもの。
これも最初聞いた時は、「なにその古代王国伝統の拷問みたいなやつ」と戦慄したものです。
実際試してみた人によると、めちゃめちゃ目がスッキリして効果抜群、という感想が多いのですが。
幸いにも私は、自分で体験したことはありません。
たぶん、そんなお洒落な施術をしてくれるようなお洒落なお店には一生縁もないでしょうし。
アラフォーオヤジは「お洒落」に対して過度に怯えます。
あれ、何の話でしたっけ。
そうでした、アヒージョの話でした。
「アヒージョって艶女(アデージョ)と響きが似てるよね」と話した時、若い子があまりピンときていないようでした。
考えてみれば、「艶女」とか「ちょいワルオヤジ」とかが流行したのも、もうだいぶ昔のお話。
もう若い子には通用しなくなっているのか‥‥‥。
試しにグーグルで「アデージョ」「艶女」と検索してみたところ、ちょっとエッチなお店が大量ヒットする始末。
やばい、もう完全にオヤジの感性じゃないですか。
アラフォーオヤジなんだから、当たり前なんですが。
結局「私はオヤジである」という結論に達してしまいました。
長々と書いてきたのは一体なんだったのでしょうか。
でもなんだかんだ言って、アヒージョは美味しいですよ、うん(精一杯のフォロー)。