zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

地域の「お祭り」に参加する窮屈さ(私は参加しないけど)

本日は昼から人に会う予定があります。

というわけで、いつもより早めにブログに手を出しています。

最近は夕方、「そろそろ何か書くかな」と思い立ってから1時間くらい結局手を出さずにダラダラし、その後サクサクっと30分くらい集中して書く、というスタイルが続いていたので、午前中からブログを書くのは新鮮ですね。

 

「人に会ってから書けば?」という、ごもっともなご意見もあるでしょう。

しかし、たぶん今日は昼から酒を飲みます。

さすがに酒を飲んだ後、ブログを書くという強い意志を持ち続ける自信は、ちょっとありませんので。

 

昼酒、いいですよね。

「癖になりやすい」「アル中になりやすい」という話もありますので、たまにしかやりませんが。

あ、ここ、「たまにはやるんだ」と突っ込むところですよ。

しかし、タイトルに関係ない前置きが長いですね。

 

私のアパートのすぐ近くに小さな地域の集会場があります。

そこで、昨夜お祭りが開かれていたんですよ。

お祭りと言っても、屋台が出るとかそういう立派な奴ではなく、地域の住民が集まって酒を飲み、カラオケを歌うという集まりです。

当然参加するのは「昔からこの辺りに住んでいる」住民たちであり、私のような「外部からの転入者」はあまり参加しません。

ちなみに私は、知らないおじさんおばさんのカラオケなんて聞きたくもないので、さっさと家を出て飲みに行きました。

 

このように私は「参加したい」という気持ちはまったくないのですが、以前居酒屋で知人(代々この地に住まう地元民)と話していて、「祭りに参加したい」という転入者がそこそこいる、という話を聞いて驚きました。

ただ、「参加したい」と言う人は、この辺りに家を建てたとか、マンションを買ったとか、そういう人が多い、と聞いてちょっと納得もしました。

「家を購入した」ということは、この地で、少なくとも自分は死ぬまで生活していくつもりなのでしょう。

そう考えた時、地域住民の中に溶け込んでおきたい、と思うのは当たり前の感覚なのかもしれません。

 

私のような賃貸アパートに住み、別にずっとこの地に住まうつもりもない人間とは感覚が違う、ということでしょう。

その割には同じアパートに住むこと10年以上経過しているのですが。

これは「この地が気に入っている」というわけではなく、「引っ越しが面倒臭い」というだけの理由です。

 

知人によると、「参加したい」という申し出があったら断ることはない、とのこと。

現に、数年前から参加するようになって仲良くやっている、という家族もちょいちょいいるようです。

それ自体はとてもいいことですが、やはりどこか馴染めず、参加しなくなってしまう人もいる、とのこと。

 

祭りに参加することは義務ではない(義務だったら私は許される存在ではない)ので、参加しようがしまいがどうでも良い、というのが私の考え方です。

実際、近所の人たちと別に交流がなくても、私はこの地に10年以上、問題なく暮らしているわけでして。

 

むしろ、「近所の人間と付き合いたくなくても付き合わざるを得ない」という超ド田舎からやってきた人間としては、「地域の付き合いなんて面倒なだけ」です。

あっちに気を使い、こっちに気を使い、地域の行事を手伝って……みたいな親の姿を見ていたので、同じことは絶対にやれません。

やる気もありません。

 

でも、やらないと陰口たたかれて、仲間外れにされるんですよ。

田舎の人間の陰湿さは田舎の人間がよく知っています。

若い人たちはまだ「やりたくないなら別にいいんじゃない?」な感じですが、老人たちが、ねぇ……。

 

そういう面倒な人間関係を見てきた人間からすると、わざわざ引っ越してきてまでそんなものに参加するなんて、どうかしてるんじゃないの、という気持ちになるのです。

せっかく人間関係が希薄でも問題ない都会に住んでいるのに、もったいない。

 

まあ、こういう集まりに参加して「心から楽しい!」という人も多いのでしょうし、それに対して文句はありません。

私は参加しないけど、というだけの話です。

でも、みんなで楽しんでいるように見えるけど、中には人間関係で苦労している人もいるんじゃないかな、と。

そう考えると、まったくありがたくない迷惑なだけの素人カラオケも「まあ、頑張りなさいな」と寛大な心で受け入れられるのです。