インドア派アラフォーオヤジ、「ドラゴンクエストウォーク」に手を出すの巻
嘉風、引退しちゃいましたね。
幕内に昇進してきた頃は体が大きいわけでもなく、あまり目立つ存在ではなかったのですが、30代を過ぎてから活躍しだした、晩成型の力士でした。
関取最高齢としては、7月17日まで安美錦が40歳で現役だったので注目度が薄くなってしまいましたが、それでも37歳まで相撲を取り続けたのは素晴らしいことです。
長い間お疲れ様でした。
一方その頃、私ことアラフォーオヤジは、もはや力士のほとんどが年下となってしまったことに寂しさを覚えておりました。
この寂しさを埋めるには、何か楽しいゲームをするしかありません。
そうだ、本日(9月12日)は、「ドラゴンクエストウォーク」の配信日じゃないか!
ということで、ダウンロードしてみました、「ドラゴンクエストウォーク」。
それでは早速レビューを……と言いたいところなのですが。
私、ダウンロードしてから一回も家の外に出ていないんですよね。
当然、私のスマホの中の主人公も、同じ場所から一歩も動いていません。
時折マップ上に現れるスライムやドラキーを倒していたのですが、すぐに飽きました。
今、私が皆さんに伝えられるのは一つだけです。
「ドラクエウォークは、歩かないと面白さがわからない」。
多分皆さん、私に言われるまでもなくご存知だとは思いますが。
あ、そういえば不思議なことがありました。
先ほどもお話ししたように、私は昨日はずっと家のデスクに張り付いていました。
そうは言っても、もちろんトイレや台所くらいには移動するわけで。
移動した後にスマホを確認すると、ドラクエウォークの画面に「移動速度が早すぎます。あなたは運転手ではありませんか?」みたいな表示が出ていました。
私はいつの間にか、車と同程度の移動速度を手に入れていたようです。
サニブラウンにも勝てるかもしれませんね。
まあ、それくらいならまだ笑い話として済ませることもできましょう。
しかし、椅子から一歩も動いていないのに「移動速度が早すぎます」と怒られるのは、一体どういうことなのでしょうか。
いや、確かに、作業中に何度か眠くて意識が飛んだことがありました。
その飛んだ意識が遠くへ行き、私が「ハッ」と気付いた時に「パッ」と戻ってくる速度でも測っていたのでしょうか。
いやいや、流石に「意識」なんて物を計測できるわけではありません。
夢見がちなアラフォーオヤジにだって、そのくらいはわかります。
それでは一体どういうことか……と考えた時、一つの可能性に気づきました。
私たちは、車や電車、飛行機といった乗り物に乗ることは意識しています。
しかし、もっと広い視点で考えてみると、私たちは常に、もっと巨大な物に乗っているのです。
そう、それはこの広大な大地……「地球」です。
つまり、ドラクエウォークは我々が住むこの地球の自転速度、公転速度を観測し、早すぎると警告していたんだよ!
な、なんだってー!
茶番劇はこのくらいにしておいて。
まあ、実際にこのゲームが面白いのか面白くないのかは、歩いてみないとわからない、という感じですね。
しかし、最近はこういうゲームが基本的には無料で遊べるのですから、良い時代になりました。
面白ければ続ければ良いし、合わなかったらアンインストールしてしまえば良いのですから。
私が子供の頃なんて、内容もよくわからないファミコンソフトをなんとなく購入して、「これは……面白くない!」という悲劇に見舞われていたものです。
面白くないからと言っても、お金を出して買ったものですから捨てるわけにもいかず、めちゃくちゃやり込んでクリアできるようになる、なんてこともありました。
まあ、そうやって一つのゲームを徹底的にやりこむ、というのも、今から考えると良い思い出になっているんですけどね。
無料で手に入るゲームだと、途中で飽きちゃったりして「やり尽くした!」という気分になれるものが滅多にありませんので。
やっぱり「自分の身銭を切っている」という感覚は、必要なものなのかもしれませんな。