zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

「それ、美味しい?」と人から聞かれることが苦手です

私が居酒屋に行くときに一人であることが多いのは、ただ単にコミュ障だからではありません。

もちろん一人だと気楽だし、本を読みながら酒を飲めるし、で私にとって良いことづくめではあるのですが。

何よりも、一人だと「自分が好きなものを好きなだけ食べられる」というのが嬉しいのです。

他人と一緒だと、注文する料理も相手の好みを考えなければなりませんし、好物だからと独り占めすることもできません。

 

このような理由で、居酒屋に限らず一人で食事するのが好きなのですが、理由はそれだけでもなかったりします。

自分が何か食べている時、隣から「それ、美味しい?」と聞かれるのが、とても嫌いなのです。

 

もちろん自分は美味しいと思って食べているわけですが、そもそも私が美味しいと思うものと相手が美味しいと思うものが同じかどうか、知りません。

つまり、私が美味しいと思っていても、相手が美味しいと思うかはわからないのです。

それなのに「美味しいよ」と相手に告げるのは、無責任なように思うのです。

 

もし私に「美味しいよ」と言われた相手が同じものを注文して、イマイチだったら相手に悪いではないですか。

しかもそれを、自分のせいにされてしまったらたまったものではありません。

そこまで責任は負えないではないですか。

 

そもそも、店の中で店が出している料理を「美味しい?」と聞かれても……。

万が一、好みでなくても「不味いです(キッパリ)」と言えるほど、私の心は強くありません。

店の人や周りのお客さんにそんなことを言っているのを聞かれるのも面倒な話ですしね。

 

というわけで「それ、美味しい?」攻撃に出会わないように一人でいることが多いわけです。

しかし、この「それ、美味しい?」攻撃をかわすには、どうすれば良いのでしょうかね。

 

一番簡単な方法としては、「一口あげる」という手段があるとは思います。

しかし、私は好きなものを他人にあげるのは嫌いです。

乏しい所持金から食べたいものを選んでいるのですから、全部自分のものにしたいのです。

心が狭いとか言わないでください。

美味しいか美味しくないか、という他人の興味を満たすために、自分が身銭を切るのはどうなのか、と思うわけです。

 

そもそも、他人が食べているものを見て「美味しいか美味しくないか」が気になったのであれば、自分でお金を払って注文してもらいたいものです。

自分で注文してくれれば、それを美味しいと思おうが不味いと思おうが、私の知ったことではありませんので。

 

……そうは言っても、一緒に飲みに来ている以上、伝票は多分同じですし、「自分で注文すればいいじゃない」作戦は通用しないのですが。

「一緒に飲みに来たけど、伝票は別々で」というのも、お店にとって面倒な話でしょうし。

 

いっそのこと、誰かと一緒に飲む時には料理の選択をすべて相手に押し付ける、方法も考えました。

自分が頼みたくて頼んだものばかりであれば、わざわざ私に「それ、美味しい?」と聞いてくることもないでしょう。

ですがこの方法ですと、逆に私の方が相手に負担を強いることになります。

相手が究極の自分勝手で、私のことなど何も考えずに注文してくれるのならば良いのですが、私に気を遣って注文してもらうのは、非常に気が引けます。

「それ、美味しい?」と聞かれた時の私のような気持ちを相手に味合わせてしまうわけですから、それはとても良くありません。

 

……と、いろいろと考えてきましたが、根本的なことに気づきました。

「『それ、美味しい?』とか聞くな」、と最初から相手に伝えておけば良いのではないでしょうか。

多少説明は面倒くさいかもしれませんが。

それで「いや、俺はどうしても『それ、美味しい?』と聞きたい!」という相手とは絶交すれば良いのです。

 

ああ、なんか結論が出てしまいました。

散々悩んでブログを書いていたはずなのに、こんなにあっさりと解決してしまうとは。

 

人生、何が起こるかわかりませんねぇ(大袈裟すぎる感想)。