zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

家にある相撲関連の本を数えたら、400冊を超えていた驚き

趣味を聞かれた時、「読書」と答えるようにしています。

履歴書にもそう書きました。

もう長いこと、履歴書なんて書いていませんが。

 

しかし、「趣味は読書」って、なんだかアピールとして弱いですよね。

「誰でも言いそう」とか「とりあえずそう書いておけば波風は立たない」とか、そんな風に思われてしまいそうです。

別に「趣味は読書」と言う人に喧嘩を売るつもりはありませんが。

 

まあ、趣味を聞かれて「読書」と答えるのは、会話の入り口にたどり着いた程度、という考え方もできるでしょう。

「じゃあ、好きな作家は?」とか「どんなジャンルの本を読むんですか?」とか、そこに続く会話への糸口のようなものです。

ですから、そこまで深く考えることでもないのかもしれません。

 

ただ、私は好きな作家とかジャンルを聞かれると、ちょっと困ってしまう人間です。

本はもちろん好きなのですが、特定の作家やジャンルに絞りきれないのです。

タイトルを見て、興味が出たらなんでも読むというスタイルだからです。

そのため、いざ「好きな〇〇は?」と聞かれると、絞りきれずに「いや、本全般が好きで……」という、なんともムニャムニャした返答しか出てきません。

 

ちょっと考えれば「お酒」とか「怪談」とか「相撲」とか、いろいろ出てくるのですが、質問された時にそれらの答えがパッと出てこないのです。

多分、反射神経がとても鈍いのでしょう。

じっくり考えないと答えが出てこないタイプで、テンポの良い掛け合いのような会話が苦手だ、ということです。

 

あと、本のタイトルとそれを書いた人を関連付けて覚えることが苦手でもあります。

「あの本、面白かったよ」

「へえ、誰が書いてるの?」

「……覚えてない」

こんな会話をすることがざらにあります。

改めて考えてみると、「面白かった」と言っているのにめちゃくちゃ説得力がないですね。

「こいつ、本当に読んだのか?」とか思われていそうな気がします。

 

考えてみると、まず「趣味は読書」と答えることから考え直さなければならないのでしょう。

「読書」という言葉に含まれる範囲が広すぎるためです。

もっと最初から、ジャンルを絞って答えた方が、私のような人間には合っているのかもしれません。

 

話はちょっとだけ変わりますが、最近部屋の中の本があまりにも貯まりすぎてきたために、丸一日かけて整理を行いました。

断捨離した、というわけではありません。

私は本を捨てることができない人間です。

 

つまりやったことは、買ってきて読んで適当に積み上げていた本の山を、整理することにしたのです。

「あ、あの本もう一回読み直したいな」と思っても、あまりにも適当に積み上げてあるので探すのが大変なのです。

ある程度保管場所を分けておけば、探すのがまだ楽になるだろうという考えです。

 

右にある山を崩してはいくつもの小山に積み直し、本棚に詰め込んである本を引っ張り出してはまた詰め直し、新たに小山を作り出し……。

本当は作家ごととかにも分けようか、と考えていたのですが、そこまでやっていたらいくら時間があっても足りなさそうなので、ジャンルごとに分けるだけで諦めました。

それでも丸一日かかったんですけどね。

 

それで本棚の「相撲」関連の本を数えてみた結果が、本日のブログタイトルです。

正確に言えば、426冊ありました。

いやいや、自分でもよくこんなに集めたな、と呆れるくらいです。

 

そこで私は思いつきました。

「今後、趣味について聞かれたら『相撲の本を集めることです』と答えればいいのではないか」と。

これならば、「読書」と答えるよりも相当趣味の範囲が狭まりますので、会話がしやすいのではないか、と。

 

ただ、この案には一つ大きな難点があります。

「趣味は相撲の本を集めることです!」と言われて「ほほう、私も相撲の本が好きなんですよ」と答えてくれる人がどの程度いるか、という点です。

「この前読んだ、栃錦の一代記が面白くて……」とか、「『力士探偵シャーロック山』という小説がありましてね……」とか話して、食いついてくる人がいるのでしょうか。

いないような気がしてきました。

 

もし食いついてくる人がいたら、とても良い友達になれそうな気がするのですが。

こればっかりは試してみるしかありません。

 

でもアラフォーオヤジになると、そもそも「ご趣味は?」と聞かれること自体が少なくなってくるんですよね。

なんだか「考えたけど、考えただけで終わった」という哀しい結果になりそうです。