本当に何もしたくない日曜日なので何もしなかった
昨日の朝5時頃、ふと目覚めた私は、布団の中で気付きました。
「ああ、これは何もしたくない日だ」と。
年に一日か二日くらい、こういう日が訪れます。
「あー今日はなんかだるいなー」レベルではありません。
本当に、本当に何もしたくない、という精神状態に陥るのです。
こういう時の私は、何もしません。
一応トイレに行くくらいはしますが。
さすがに何もしたくないからすべて垂れ流し、というのは人としてどうかと思うので。
トイレに行ったついでにミネラルウォーターのペットボトルと常備薬を枕元に運びます。
その後は布団に潜り込んで、うごきません。
なかなか抜けない「おおきなかぶ」になるくらいの気持ちです。
「おおきなかぶ」も、おじいさん、おばあさん、孫娘、いぬ、ねこ、ねずみという数の暴力の前には勝てず、最終的には抜かれてしまいました。
しかし、私には「おおきなかぶ」と違って、手足があります。
布団の中から私を引き抜こうとしても、私は手足を使って抵抗するでしょう。
かぶよ、お前の無念は私が晴らしてやる。
いや、でも実際に布団の中から引き抜かれようとしたら、やっぱり抵抗もしないかもしれません。
なにしろ、何もしたくないのですから。
抵抗すらしたくない、という心になっているかも。
引き抜かれたところで何もしないのには変わりがありませんし。
ただゴロゴロする場所がちょっと変わるだけ。
かぶと違って、食われる心配もありませんしね。
まあ、私を引き抜こうとする人間など我が家には存在しないので、考えるだけ無駄な行為でもあるのですが。
とにかく何もしないのです。
何もしない、をするのです。
こういう言い方をすればちょっと禅問答っぽくて格好いいかな、と思いましたが、特にそんなこともありませんでした。
というわけで、昨日は一日中、トイレ以外はずっと布団の中に引きこもっていました。
本当は朝早めに「文学フリマ」に行って、夕方からは大相撲九州場所の千秋楽を見に焼き鳥屋に行こう、みたいに考えていたのですが。
こういう精神状態の時に無理に動いても、ロクな結果にならないことは以前の経験から知っていますので、すべて諦めました。
今となってはちょっと残念に思っていますが、これで良かったのだろうと思っています。
そんなわけで、ブログもお休みしました。
急遽入院、というどうしようもない事態以外では、ブログ開始から初の自主的なサボりです。
チラッと「布団の中でもブログは書けなくはないかな」と考えたのですが、中途半端は良くないと思ってあっさり諦めました。
特に書くこともないな、と思ったのと、中途半端に何かしてしまうと、この「何もしたくない状態」を翌日まで引きずりそうな気がしたので。
そうやってばっさり諦めたおかげか、今日はまだ動くことができるようになっています。
完全復活、という感じでもありませんが、これは天気が悪いことも影響していると思います。
なんだか雨が降りそうで降っていない、こういう天気の時はかなり精神的にぐったりしてしまうタイプなので。
そうは言っても、こうやって喫茶店でブログを書けているのですから、昨日よりは全然マシ、と言えましょう。
昨日やろうと思っていたこともできなかったので、今日やらないとだいぶマズイ、という理由もありますが。
自分のペースで無理しない、というのもとても大事なことだと思いますので。
本日からまた心機一転、いろいろ楽しんでいこうと思います。