zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

東京AZARASHI団「空飛ぶカッパ」観劇

昨日は、新宿サンモールスタジオにて東京AZARASHI団「空飛ぶカッパ」を観劇してきました。

好きなんですよね、この劇団のお芝居。

純粋に笑えて、ちゃんとしっとり、しみじみさせてくれる場面もあって。

 

今回は、私の大好きな役者さんである渡辺シヴヲさんのお名前が、チラシの先頭に来ていることもあって、すごく期待して行きました。

お名前がチラシの先頭にある、ということはすなわち、メインということです。

東京AZARASHI団ではおなじみの役者さんである渡辺シヴヲさんですが、ここしばらくは舞台を脇から支えるバイプレイヤー的な役割が多かったので、そんな方がメインになったらどうなってしまうのだろう、というワクワクが抑えきれませんでした。

 

舞台は日曜までやっているので、細かいネタバレをすることはできませんが。

正直、期待以上に笑わせてもらいました。

 

シヴヲさんは当然、物語のメインとなる役割だったのですが、そんなことは関係なく、出てくるだけで面白いという……。

動くだけで面白い、しゃべるだけで面白い。

 

ネタバレではない範囲で言えば、ちょっとボケたお爺さん、という役だったのですが、もう何もしなくても、出てくるだけで面白いレベルでした。

物語のメインでありながら、話を進める狂言回し的な存在でもなく、ただただ自由に振る舞っている、という感じがまたスゴイ。

そして、そんな自由で面白いお爺さん、というキャラを崩さないまま、ちょっとホロッとさせられるようなシリアスなシーンも演じてくれるのですから、もうさすがとしか言いようがありません、。

 

そして、それを可能にしているのが、芝居を支えている周囲の役者さんたちなわけです。

そう考えると、実に完成度の高い舞台だったな、と改めて感心します。

約2時間の舞台でしたが、本当にあっという間に過ぎ去ってしまいました。

正直、もう一度見てみたいくらいです。

スケジュール的にもう一度行くのは難しいのですが、次回の公演もきっと見に行くと思います。

 

ドラマや映画では味わえない生の舞台の良さ、というものは存在すると思います。

小さめの劇場とは言っても、正直チケット代は貧乏オヤジの懐にはけっこうなダメージなのですが……。

朝ご飯、昼ご飯を数日抜いても、生の舞台を見ることはやめられそうにありません。

 

生の舞台の面白さを知ってしまった人間の業、みたいなものですかねぇ……。