秋刀魚の漁獲高が史上最低だったらしいです
以前「今年は秋刀魚が高い」みたいなブログを書きました。
高くなった理由は、以前のように山ほど秋刀魚が獲れなくなったためで、秋刀魚も高級魚の仲間入りしちゃうのかな……みたいな内容だったと思います。
少々うろ覚えですが。
本日ネットニュースで見たところによると、今年の秋刀魚の水揚げ量は3万7715トン。
これは1969年の約5万2千トンを下回る、史上最低の数字だ、とのこと。
いや、個人的には3万トンでもすごいよな、と思わなくもないんですが。
秋刀魚一匹何グラムですかね。
3万トンって、秋刀魚何匹分なんですかね。
それが全部日本人のお腹に収まるんでしょうか。
獲りすぎて捨てられている、ということはないんでしょうか。
そう思うのも、私の周囲で「今年は秋刀魚が高くてねぇ……」みたいな発言をしている人間を見掛けることがないためです。
私のような秋刀魚大好き人間以外にとっては、秋刀魚などあってもなくても大して変わらないようなのです。
いや、漁獲高についてこうやってニュースになるくらいですから、私のような人間も存在はしているのでしょうが……。
意外と秋刀魚を食べる人間は減っているのではないか?という疑念が生じてきたのです。
実際、「秋刀魚食べます?」という質問に対して、「絶対食べる!」と答えてくれた人はほとんどいませんでした。
聞いた相手は2~3人なので、データとしては全然足りませんけど。
と言うか、そもそも焼き魚を食べる、という人が減ってきているかもしれないな、と。
焼き魚は皮や細かい骨を除けるのが面倒臭い、とか。
いや、皮も細かい骨も食べればいいじゃない、と焼き魚好きとしては思うのですがね。
特に「秋刀魚のワタを食べる」という話に対しては否定的な意見が多くて。
気持ち悪い、だそうです。
「いや、ワタ食べながらお酒飲むと美味しいよ」と言うと「じゃあ、今度飲みに行った時は秋刀魚のワタはあげますね、その代わり、身をくださいよ」みたいなことを。
半笑いで言いやがりまして。
「……ワタだけ食べて美味い、てもんじゃないだろ。ワタと身と、バランス良く食べるのがいいんだろうが」
そうちょっとマジな顔で言ったら、それ以上何も言わなくなりましたが。
悪いことしたかな、とも思いますが、好きなものに対しては真剣ですよ、私は。
それはともかくとして、焼き魚をあまり食べないからと言って、魚が嫌いというわけでもないようでして。
もっぱら魚は、刺身で食べることが多いみたいです。
確かに、今は刺身もお手頃な値段で食べられますしね。
さらに言えば、刺身は骨や皮を除ける必要もないので、食べるのがとても楽、という部分もあるのかな、と。
私も刺身の美味しさについては異論はありませんが、焼いた魚の美味しさも捨て難いと思うのですがね……。
パリパリの皮とか、溶けた脂とか、身のほっこり感とか。
日本人ってどちらかと言うと「生で食べる」ことを好みとしているような部分がありますが、火を通して美味しいもの、というのも山ほどあると思うわけで。
まあ、そんな話は別にどうでもよくて。
秋刀魚の話ですよ。
結局、今年は500円くらいで秋刀魚の塩焼きも刺身も食べることができましたが。
来年以降、どうなるんですかね……。
いきなり1000円を超える、なんてことはないと思いたいですが。
特に私のような貧乏人には、重大な問題ですからね。
せめて私が生きている間は、数百円で食べられる美味しいものであってもらいたいものです。
頑張れ、秋刀魚。