zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

なんかめちゃくちゃ肉が食べたい日だったから一人焼肉へ行った

肉が食べたい。

基本的に草食系男子の私ですが、今日は肉が食べたくてたまらない気分でした。

こんな気分になることは滅多にありません。

滅多にないからこそ、肉を食べたい時にはその感情に身を任せなくてはなりますまい。

 

そう思って家を出たものの、いざ肉を食べに行こうと思うと、あまりお店の候補が見つかりませんでして。

いつも行く焼き鳥屋でも肉は食べることはできますが、なんか代わり映えしなくてつまらない。

そもそも、一人で焼き鳥屋に行って焼き鳥を食べまくるというのも無粋な気がします。

 

やっぱり、焼き鳥屋に行くからにはお酒がメイン、焼き鳥はお酒を楽しむアクセントとして適量を頼みたいじゃないですか。

同意してくれる人は少ないと思いますが。

 

そんなわけでとりあえずどこに行くかも決めないままフラフラと駅周辺を歩いていたら、新しくできたお店があることに気付きました。

メインの通りからは少し外れたところで、確か昔はイタリアンのお店か何かだったはずですが、知らないうちに違うお店に変わっていたようです。

 

そしてその新しいお店とは……焼肉屋でした。

うーん、焼肉屋か……。

「肉を食べたい」という私の気持ちにはピッタリだけど、一人焼肉っていうのもどうだろうか。

チェーン店ならむしろ一人で入りやすいんだけど、ここはチェーン店ってわけでもなさそうだし……。

 

無駄な部分を気にする私ですが、そんな私の背中を押してくれる一言が看板に書いてありました。

「お一人様大歓迎」

……そうか、歓迎してくれるなら、行かないわけにはいかないでしょう。

 

入ってみると、予想に反してそこそこ使い込まれた感じのする店内が。

私が知らなかっただけで、それなりに営業している雰囲気です。

なにしろこのお店のある通りを通ったのも、数年ぶりですからね……。

 

「いらっしゃいませー」

「一人なんですけど」

「じゃあカウンターへどうぞー」

 

店内はそれほど広くはなく、4人掛けくらいのテーブル席が4つとカウンター5席。

テーブル席は3つ埋まっていましたが、カウンター席にはおじさんが一人、ビールを飲みながら肉を焼いています。

おじさんとは反対側のカウンターの隅に座り、ざっとメニューを眺めます。

 

おや、意外と安い。

量はわかりませんが、安いものはお肉一皿350円からのようです。

あと、黒ホッピーがあったことが私的評価が高い点ですね。

 

黒ホッピーとキムチを頼み、そして肉を頼みます。

なんか焼肉って「まずタン塩から」みたいな風潮がありますが、今日の私はそうではありません。

「砂肝とレバー、一皿ずつください」

 

メニューで見つけた瞬間、食べたくなっちゃったんですよね、砂肝とレバー。

基本的にホルモン大好き人間なもので。

あと安いし、そもそもレバーはともかく砂肝を置いてある焼肉屋って意外と珍しいですし。

 

運ばれてきた砂肝とレバー、それなりに量もあります。

カウンターの一人用ロースターにお肉を乗せ、キムチをつまんで黒ホッピーを飲みながら焼けるのを待ちます。

焼肉はこの焼けるのを待つ時間も楽しいんですよね。

意味もなくお箸で突いてみたりして。

 

一気に網に乗せず、時間差で肉を置いていくのも一人焼肉の心得です。

食べるペースを考えて肉を焼くことで、肉が焦げてパサパサになることを防ぐのです。

そもそも一人なのに網一杯に肉を乗せるのはスマートではありません。

自分の食べるペースを見極めて肉を焼くのが、大人の一人焼肉と言えましょう。

 

まあ、実際はそんな格好つけることもできずに、焼けた端から肉を食べていくんですけどね。

口の中が脂っこくなったら黒ホッピーを飲み、さっぱりしたところで肉を食べ、時々キムチを挟んで味わいを変えてみる。

これを続けていれば、永久に肉が食べられそうです。

 

最初の砂肝とレバーが終わったので、追加注文を。

注文したのは砂肝とハツです。

「また砂肝か」と思われるかもしれませんが、なんかすごく食べたかったんですよ。

多分一生に一度あるかないか、と言われる「砂肝デー」だったんでしょう、私の身体が。

 

その後もひたすら肉を焼いては食べ、黒ホッピーを飲みの繰り返し。

砂肝とハツを食べ終えた時には、すっかり満足しておりました。

 

お勘定も高くはなく、また「肉が食べたい」状態になったらぜひ再来したいところです。

次はカルビとかも食べてみたいし。

 

それにしても顎が妙に疲れているんですが、やっぱり砂肝の食べ過ぎでしょうかね。

でも美味しかったから、次もきっと頼んでしまうんだろうなぁ。