zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

「頑張って」と気楽に言えない風潮が面倒くさいと思う

なんか「頑張れ」という言葉、嫌われてますよね。

私も最近、知人と仕事の話をしている時、流れで「頑張れば」と言ったら「あんまり頑張れ、という言葉は使わない方がいいよ」と言われました。

「頑張れ」と言われると「頑張っていないように見えるのか」とか「これ以上頑張れって、どうすればいいんだ」とか思う人が多いそうです。

特にうつ病の人とかがそう感じてしまうそうで。

 

いや、個人的には「知らんがな面倒くさい」なんですけどね。

うつ病になる人って、基本的に真面目なんですかね。

言葉をそのまま受け止めてしまうから、「頑張れ」と言われると今以上に頑張らないといけない=無理をしなくてはいけない、と思ってしまうのでしょう。

 

まあ、私のようなタイプでも「適応障害」と「うつ病」と診断されて休職した経験がありますので、人それぞれなんでしょうけど。

 

仕事の話の流れで出てくる「頑張って」なんぞ社交辞令のようなものだと思って、受け流せばいいんですよ。

朝に「おはようございます」、飯食う前に「いただきます」、別れ際に「さようなら」と言うのと同じレベルの言葉です。

それなのに「頑張る」という言葉をことさら特別なものとして考えてしまうから、何でもない言葉なのに嫌いになってしまうんですよ。

 

別に私も、無理に「頑張れ」と言いたいわけではないので、言われて「嫌だ」と思う人がいるのならば今後はなるべく使わないようにしようかと思いますが。

でもそうすると、別の問題が出てくるんです。

これまで「頑張って」で埋めていた会話部分を、何で埋めればいいのか、という問題が。

 

いや、仕事の話をしていて会話を打ち切る時って、「ふーん、じゃ、頑張って」で〆るのが楽なんですよね。

「これで会話は終わり、仕事に戻りなさいな」というニュアンスをそれとなく伝えることができると思いませんか?

 

というわけで、最初に登場した知人と緊急会議が行われました。

第1回『「頑張って」の代わりに何と言えば自然に会話が終わるのか』会議の開催です。

こういう流れになるということは、もちろん2人で飲んでいた、ということです。

酔っ払いはすぐにどうでもいいことで会議を開きます。

 

「ファイト、とか?」

「それじゃ、頑張って、と大して変わらないんじゃない?」

「適当にやりなさい、か」

「なんかそれ偉そうに思えないか、上から見てる感がする」

「いっそのこと、何にも関係ない言葉にするとか」

「関係ない……ネコ可愛い、とか」

「イヌ派に対して失礼に当たるのでは」

「……なんか急に思い出した言葉があるんだけどさ」

「なに?」

「おち〇ちんびろーん……どう?」

「いや、確かに関係ない言葉だけど、逆に言ってる方がヤバい人間だと思われるだろ」

 

すっごく短くまとめましたが、実際はこんな内容を1時間くらい話していました。

新年ですからね、仕方ないですね。

 

それで結局、答えは出なかったんですけどね。

結論が出る前に2人ともどうでもよくなって、新日本プロレスの東京ドーム大会の話になっていました。

ライガー選手、お疲れ様でした。

 

それはともかくとして。

結局「頑張って」の代わりの言葉としては何が正解なんでしょうね。

ちょっと考えたんですが「何か手伝えることあったら声かけて」とか、どうですかね。

「頑張りすぎないで人を頼っていいんだよ」という思いやりと応援の心を伝えられるのではないでしょうか。

 

まあ、これでも「自分に任せてはいられないということか」とマイナス方面に受け止めてしまう人はいるでしょうけど、そこまで面倒見てられないです。

そんなことを言い出したら、何もしゃべれなくなってしまいますし。

 

あと、万が一本当に「手伝ってください」と言われた時に、嫌な顔しないようにしないといけませんね。

「声かけろ」と言っておいて嫌がるとか、超絶裏切り行為ですから。

嫌でも笑顔で「ドンと来い!」という対応をしなければなりません。

 

……うーん、人間と会話するって、いろいろと気を遣って大変だなぁ。

ネコになりたい。