武術とかカンフーとか中国映画ってたまに見ると面白いですよね
先日、正月に録画しておいた映画『英雄~HERO~』を見たんです。
昔一度見たことはあるのですが、主演のジェット・リーをはじめとする美男美女の武術の達人たちが、ワイヤーアクションで飛んだり跳ねたりする映画、という印象が強くて、ストーリーとかちゃんと覚えていなかったので。
見直した結果、美男美女たちがワイヤーアクションで飛んだり跳ねたりする映画でした。
ただそれだけでなく、意外とストーリーの面でもちゃんとしていることに驚きましたが。
最初に提示されたストーリーが「実はこうではないのか」とひっくり返り、それがさらに「実はこうだった」とひっくり返るという、二重三重の構造を持った作りになっていました。
なんでこんなちゃんとした映画のストーリーをほとんど覚えていなかったのか、と不思議になったくらいです。
まあ、よっぽど飛んだり跳ねたりする印象が強かったんでしょうね。
そんな感じで『英雄~HERO~』を見終わった後。
つい流れで、これも同じく録画しておいた『カンフーハッスル』を見てしまいました。
『少林サッカー』で一世を風靡(?)したチャウ・シンチ―監督の作品ですね。
『カンフーハッスル』について一言で表現すると、ちょっと小汚い感じがするおじさんおばさんの武術の達人が、ワイヤーアクションで飛んだり跳ねたりする映画です。
ちなみにこちらは公開当時見ていないので、今回が初見です。
そして見終わったのですが、ストーリーをイマイチ把握できていません。
いや、なんとなくは覚えているのですが、おじさんおばさんたちが飛んだり跳ねたりするインパクトの前に、ストーリーなど吹き飛んでしまったのです。
そう言えば『少林サッカー』のストーリーもちゃんと覚えていないな……。
面白くないわけではないんですよ。
最後まで見ることはできましたし。
ただ、それぞれのシーンとシーンは覚えているんですが、どうしてあれがこうなって、ここにつながっていくのか、という話の流れがうろ覚えなんです。
たぶん、『英雄~HERO~』を見た時もこんな感じだったんだろうな、という気がしてきました。
『カンフーハッスル』もきっと、もう一度見直したらストーリーがちゃんと把握できるのかもしれません。
ただ、もうしばらくは「もう一度見直そう」とは思わないかもしれませんが。
で、そんな風に映画漬けになった翌日、近くのBOOKOFFへ行ったんです。
BOOKOFFへ行ったら、本の棚の他にゲーム(NINTENDO DS)の棚、そして500円以下DVDの棚を覗くのですが、そこで面白そうなDVDを発見しました。
タイトルは『カンフー麻雀』。
『カンフーハッスル』に登場したカンフーの達人夫婦役の二人が主演を務める、カンフーと麻雀を組み合わせた斬新な映画みたいです。
どう考えてもB級映画。
なぜこの映画がわざわざ日本でDVD化して発売されたのか不思議ですが、おそらく『カンフーハッスル』のヒットに便乗しようとしたのだと思います。
なにしろジャケットにデカデカと『「カンフーハッスル」の最強夫婦、襲来!!』と書かれているくらいですからね。
ここまで便乗姿勢がはっきりしていると、むしろ清々しいとも言えます。
そんな感じで今、買ってきた『カンフー麻雀』が目の前にあるんですが……。
イマイチ見る気がしません。
なんかこういう「B級」とわかりきっているDVDとか本って、買っただけで満足しちゃうことってありませんか?
今、私はそんな状態に陥っています。
せっかく買ったのだから見なくてはもったいない、とも思いつつ。
でもしょせん200円で買ったDVDだしな、という思いもしつつ。
ともかく、買ってきた勢いで見なかった以上、しばらくは家のDVD棚の片隅で眠ってしまいそうなこの『カンフー麻雀』。
もし内容をご存じの方がいらっしゃったら、あらすじを教えてくれても構わない、そんな気持ちになっています。
いや、検索して調べてもいいんですけど、そこまでする気にもならない、と言うか。
「なんでそんなDVDを買った」と言われそうですが、なんででしょうねぇ。
「勢い」ですかねぇ。
私にもよくわかりませんわ。