zatubunsya’s blog

アラフォーオヤジが何か考えたことを考えたままに書き連ねさせていただいております。

大相撲春場所、本日より開催ですが…

大相撲春場所が本日よりエディオンアリーナ大阪大阪府立体育会館)で開催されています。

普段だったら私の気分も盛り上がるのですが、今場所は新型コロナウイルスの影響で無観客開催、ということで、どうも盛り上がりに欠けます。

ご時世的に仕方がないとは思うのですが、やっぱり寂しいですよね。

 

私は直接会場に行って取組を見たい、というタイプの人間ではありませんが、テレビで観戦している時にやっぱり観客の反応も楽しむタイプです。

観客が盛り上がればこちらの気分も盛り上がるし、立ち合い一瞬のはたき込みであっさり勝負が決まってしまった時の観客のがっかりした様子なども、見ていて同じ気分になれますから。

 

まあ、一応開催できただけでありがたい、と思うべきなのでしょうか。

八角理事長によると「力士に感染が出た場合は場所中でも中止する」とのことですが……。

力士って基本的に集団生活を送っていますし、新型コロナウイルスの感染予防にもっとも避けるべき「濃厚接触」という意味ではこれ以上なく濃厚にお互い接触するわけです。

万が一力士に感染者が出たとしたら、それが判明した時点でもう取り返しがつかないくらい力士の中に新型コロナウイルスが蔓延してしまっているような気がするんですよね。

 

春場所後の春巡業についても、延期や中止がすでに決まっているのですから、いっそこの際、春場所自体も中止するべきだったのではないか?という思いも捨てきれません。

でもファンとしてはやっぱり取組が見たい、という気持ちもあって……難しいところです。

 

そうそう、開催はされましたが、場所中に毎朝叩かれる「寄せ太鼓」もなかった、とのこと。

「寄せ太鼓」は、お客さんに取組開始を伝え、会場に来てください、という思いを込めて叩かれるものですから、無観客開催では叩かれなくて当然ではありますが。

さらにお客さんを座席まで案内していろいろと世話を焼く「相撲案内所」もなく、会場の外にずらっと並べられる、力士名を染め抜いた「のぼり」もなく……と、相撲の風物詩と呼べるものがまったくないのは、寂しいです。

 

十両や幕内、そして横綱の土俵入りは行われるのでしょうかね。

まあ、テレビやインターネットで放送はするわけですし、おそらく行うのではないかな、と想像はしています。

でも、無観客状態での土俵入りなんて、より一層寂しさが際立ってしまうような気もします。

これまた難しいところです。

 

まあ、無観客状態でも力士たちが精一杯、力強い取組を見せてくれることに期待したいと思います。

それこそ、新型コロナウイルスによって日本に蔓延した暗い雰囲気を吹き飛ばすくらい。

月並みな言葉ですが「日本に元気を与える」つもりで頑張ってほしいです。

 

そして、間違っても力士の中に感染者が出ないことを祈りたいです。

力士自身は毎日の稽古で身体を鍛え、体力もあるでしょうから「まさか」の事態にはならないとは思いますが。

この状況で感染者が出てしまったら「見通しが甘かったのではないか」と思い切り批判されて、日本全体にさらに「自粛」の流れが広がりかねません。

 

あまり「神頼み」などという曖昧なものにすがるのは好きではないのですが、今回ばかりは土俵の神様が15日間、全力士と行司さんや呼び出しさんといった裏方さん、そして全相撲関係者の無事を守ってくれるように、私も一人の相撲ファンとして祈りたいと思います。